児童虐待、DV環境から、安全安心の生活を。 | 一般社団法人メッター

総本山金剛峯寺第412世座主 松長有慶猊下

 

 「お坊さんは誠実にお経さえ読んでおれば、それでよい。余計な勉強はするな」という言葉は、かつてよく耳にしたものである。昔はそれでよかったかもしれないけれども、現代社会においてはそれではまったく役立たない。お経をしっかり読誦する、宗教儀礼を間違いなく執行するという基本姿勢の上に、人びとの日常生活や心の悩みを癒す姿勢が宗教者は社会から期待されている。
 時代は、大きく変化しつつある。人々の心も昔のままではない。時代の歴史的な変革期に直面している現代の僧侶が、過去の遺物となってはならない。
 仏教が現代社会の要望に応えるためには、仏教思想と教学に基づき、現代社会が直面し、回答を模索している難問について、どのように回答を用意するかにかかっているが、一般社団法人メッターの活動は、その回答の一部であるように感じられる。
 彼らの活躍に大いに期待するものである。

総本山 金剛峯寺第412世座主 松長有慶